Red Hot Chili Peppersの音楽的バックボーンについて簡単に解説します
現代のポップシーンにはいくつかのサブジャンルがある。
いわゆるポップス(歌やメロディ重視)、ヒップホップ(言葉や語り重視)、R&B(ノリや雰囲気重視)、EDM(ノリ、サウンド重視)などだ。
Red Hot Chili Peppersはファンクと呼ばれる音楽をロックに導入したパイオニア的な存在だ。
ファンクは現代のポップシーンでいうところのヒップホップとR&Bに近い。
16ビートの細かくて複雑なノリが特徴だ。
ヒップホップ、R&B、ファンクに共通していることは、元々は黒人音楽だということ。
歌詞に関しては言葉の意味以上に単なる音としての言葉の響きやノリが重視される。
というわけで、Red Hot Chili Peppersの新曲、Dark Necessitiesは意味と言葉遊び的な要素が混在したいかにもレッチリらしい曲に仕上がっている。
先日はRadioheadの新曲を2曲和訳したが、ここ一週間くらい過去のロック・レジェンドたちのリリースが活発だ。
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Dark Necessitiesの音源と歌詞はここから
さあ 太陽の光を浴びよう
夜になれば遊び回る月たち
1.影の微笑みから目を逸らさずに
その言葉に耳を傾けるんだ
君も俺もわかってる
2.すべてはいずれ消えてしまうんだ
ああ 君は何て言うだろう?
俺の想いは頭から飛び出して心の方へ
それはまるで微かな光と暗闇のよう
君は星座の彼方からこっそりと攻撃を仕掛ける
だけど君の瞳の輝きが俺には見えるぜ
この風を受けて さあ
風に吹かれて 遠くまで
ああ 君は何て言うだろう?
1: 「世の中には美しさと醜さが同居している」という言葉はRed Hot Chili Peppersのアティチュードを示す名言としてたびたび引用されている。レッチリがリスナーに伝えようとしているのは太陽ではなく月や影の言葉だ。
2: レッチリはチャラいだけじゃない。すべてはいずれ消えるという思想は仏教で言うところ諸行無常だ。
ああ 君は俺の気持ちをわかってない
俺の気持ちをわかってないんだ
3.目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
世界に俺が天から舞い降りた存在だって伝えてくれ
目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
3: dark necessitiesはRed Hot Chili Peppersがたびたび強調している、醜さ、影、闇、そのような裏側の存在を意味している。
駐車場に倒れこんで
君には後から考えるヒマもない
まるで宇宙飛行士のためのアイスクリームさ
俺たちという存在を探してるのは俺なんだろうな
そこの角を曲がって…
4.君の好きなように世界を見つけるんだ
その手で掴め
4: このセクションの歌詞は言葉遊び的な要素が大きいが、レッチリの主張は一貫している。自分で考えて、自分で世界と向き合えということだ!
ああ 君は俺の気持ちをわかってない
俺の気持ちをわかってないんだ
目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
世界に俺が天から舞い降りた存在だって伝えてくれ
目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
この俺の愛が欲しいか?
5.この闇で輝くことができる
欲しいか? 今すぐ欲しいか?
後で欲しいか?
この闇で輝くことができる
欲しいか? 今すぐ欲しいか?
5: 光があるから闇もある。闇がなければ光も存在しない。Red Hot Chili Peppersは「ワル」であることを隠さない。
まるで文庫本のように
マニアの実績とともに
俺は場所を移して 荷物をほどく
昨日と同じさ
6.とにかく俺たちは転がり続ける
すべては
6: 人生に休んでいるヒマはない。ゆっくり休めるのは死ぬときだ。
ああ 君は俺の気持ちをわかってない
俺の気持ちをわかってないんだ
目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
世界に俺が天から舞い降りた存在だって伝えてくれ
目には見えないが必要なもの それも俺の目的のひとつなんだ
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どうしても刺激が足りない君へ
ちなみに、筆者が良い音で音楽を聴きたいときに絶対に欠かすことのできない「あるモノ」がある。
壊れそうなほど強烈な快感と圧倒的なエクスタシーを感じてRed Hot Chili Peppersでイキたいなら、やっぱりこれしかない。
ちなみにSONGTREEで紹介している楽曲はすべてApple Musicで聴くことができます。
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ちなみに筆者はこんな人
Yuriy Kusanagi
ブログの他にもいろいろやってるインターネット活動家
Instagram ┗最終的にすっぽんをさらけ出すことを目標に更新中
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