Radiohead「らしい」スタイルとは
今年はRadioheadがYouTubeへいくつか映像をアップしている。
Present Tenseのライブ映像はそのひとつだ。
俺は一時期Radioheadにめちゃくちゃハマったことがある。
今でもお気に入りバンドトップ5には入るほど好きだ。
“Radioheadらしさ”のひとつとして、不安定なコード進行が挙げられる。
ポップソングのコード進行には決まったパターンがあり、何年も音楽を聴いていると、初めて聴く曲でも次の展開をなんとなく予想できたりする。
ところが、Radioheadの楽曲はそうはいかない。
「あ、そっちいく!????」というコード進行ばかりなのだ。
そういったメジャーなコード進行の枠から外れていながらも、いびつで奇妙で繊細で、それでもどこかキレイなのがRadioheadの曲の特徴なのだ。
ネット上では「Present Tenseはアルバム”In Rainbows”時代を彷彿とさせる」とのコメントが多い。
過去の作品と現在の作品を比較されるようになったら、アーティストとしての旬は終わったと言えるだろう。
Radioheadが登場した当時は、この不安定なコード進行と不気味な雰囲気は画期的だったに違いない。
それが今はRadiohead節として定着し、ロックファンに認知されているということだ。
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Present Tenseの音源と歌詞はここから
1.このダンスは
このダンスは
まるで自己防衛の
まるで自己防衛の
武器のようさ
武器のようさ
現在に対する
現在に対する
2.現在時制に対する
武器のようさ
1: Radioheadのトム・ヨークはステージ上で奇妙なダンス(?)を踊ることで有名。トムにとってはダンスは自己防衛なのだ。
2: present tenseは「現在時制」を意味する文法用語。なぜこのタイトルなのかは後述。
3.俺は重くならない
重くなっちゃダメなんだ
常に軽く
動き続けるんだ
傷つけたりはしない
俺の世界が
崩れ落ちてきても
踊るよ
狂ったように
盲目で、耳も聞こえず
口も利けないように
3: Radioheadには重い印象の曲が多いが、トム自身は軽く動き続けていたいと思っている。常に新しい音楽的な冒険を繰り返していたいという意味か。
4.君の中で俺は迷子なんだ
君の中で俺は迷子なんだ
4: トムは先日長年連れ添ったパートナーのレイチェルと破局したばかり。そのことを連想させる一節。
小銭を落としても
振り返らない
怠けない
この愛が
5.すべて無駄になってしまっても
鉱山を手放すことはやめて
それは俺の仕事でしかない
この愛は
5.すべて無駄になってしまった
5: この部分がPresent Tenseという曲名が由来する部分か。「現在」は認識した瞬間に「過去」になる。時間の残酷さ、儚さを感じる。
君の中で俺は迷子なんだ
君の中で俺は迷子なんだ
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どうしても刺激が足りない君へ
ちなみに、筆者が良い音で音楽を聴きたいときに絶対に欠かすことのできない「あるモノ」がある。
壊れそうなほど強烈な快感と圧倒的なエクスタシーを感じてRadioheadでイキたいなら、やっぱりこれしかない。
ちなみにSONGTREEで紹介している楽曲はすべてApple Musicで聴くことができます。
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ちなみに筆者はこんな人
Yuriy Kusanagi
ブログの他にもいろいろやってるインターネット活動家
Instagram ┗最終的にすっぽんをさらけ出すことを目標に更新中
Twitter ┗更新情報など流してます
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