この世で最も美しい歌詞があるとしたら、それは数学的な歌詞なのではないだろうか。
もちろん、数学的といっても足し算や引き算を歌った歌詞ではない。
歌詞全体が緻密な計算の元に成立していて、無駄がなく洗練されたスタイルのことだ。
ColdplayのFix Youは、まさにその美しい歌詞の条件を満たしている。
「ほしいものを手に入れても 必要なものがないとき」、
「誰かを愛してもダメだったとき」
とプラスとマイナスが波のように繰り返されるヴァース。
guide、ignite、tryやface、replace、mistakesで韻を踏む
サビ〜ラストの盛り上がり部分に至るまですべてが完璧だ。
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ジョン・レノンがソロ時代に日本の俳句に心を打たれ、
「俺の作品も今後はシンプルになっていくだろう」と発言したのは有名な話だが、
Coldplayのクリス・マーティンの歌詞にも、
ジョン・レノン的なシンプリズムを追求する姿勢を見て取ることができる。
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がんばってもうまくいかないとき
ほしいものを手に入れても 必要なものがないとき
疲れているのに眠れないとき
行き詰まってしまう
涙が頬をつたうとき
かけがえのないものを失うとき
誰かを愛してもダメだったとき
きっと最悪だろう
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光が君を帰るべき場所へ導く
そして 骨に点火するんだ
僕が君を「直して」あげよう
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空高く あるいは地深く
愛していたのにあきらめられないとき
だけど やってみなくちゃわからない
自分の価値を知るために
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光が君を帰るべき場所へ導く
そして 骨に点火するんだ
僕が君を「直して」あげよう
–
涙が頬をつたう
かけがえのないものを失うとき
涙が頬をつたう
そして 僕は
涙が頬をつたう
僕は失敗から学ぶって誓うよ
涙が頬をつたう
そして 僕は
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光が君を帰るべき場所へ導く
そして 骨に点火するんだ
僕が君を「直して」あげよう
ちなみにSONGTREEで紹介している楽曲はすべてApple Musicで聴くことができます。
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ちなみに筆者はこんな人
Yuriy Kusanagi
ブログの他にもいろいろやってるインターネット活動家
Instagram ┗最終的にすっぽんをさらけ出すことを目標に更新中
Twitter ┗更新情報など流してます
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