Jonas Blue – Fast Car ft. Dakota 歌詞を和訳してみた

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Jonas Blueが放つ映画のような美しいトロピカルEDMとは

久々に目頭が熱くなった。

どうしようもなく切ない歌詞に泣きそうになった。

今日は大名曲の和訳をシェアしよう。

Jonas Blueはロンドン出身の音楽プロデューサーだ。

既にYouTubeでは1億回以上の再生回数を記録しているFast Car。

1988年にTracy Chapmanという女性シンガーがリリースしたヒット曲のカバーだが、今流行りのトロピカルハウス／EDM風にアレンジされている。

Fast Carというタイトルがまずクソほどカッコいいし、歌詞の内容にも涙が出る。

EDMやハウスはスピード感のある音楽なので、車のイメージにもぴったりだ。

映画のように鮮明に情景が浮かび上がる歌詞は、素晴らしいとしか言えない！

Fast Car ft. Dakotaの音源と歌詞はここから

あなたの速い車
あたしはどこかに行くチケットがほしいの
ちょっとした取引ができるかもね
一緒にどこかに行くの
1.行き先ならどこでもいいわ
ゼロから始めれば　失うものもないから
そこで何かが生まれるかも
あたしだけじゃ
それが正しいかなんてわからないけど

1: 女性はとても貧乏なので、これ以上失うものもない。80年代の歌は貧しさを感じさせるような歌が多い。現代のラグジュアリー志向と正反対なのだ。

あなたの速い車
ここから抜け出す計画があるの
2.あたしはコンビニで働いていて
どうにかちょっとのお金なら貯めたわ
そんなに遠くに行く必要はないわね
国境を越えて別の街まで
きっと仕事なんて見つかるわ
そして生きる意味も見つけるの

2: 貧乏アピール再び。泣きそうになる。

あなたの速い車
スピードを出せば遠くまで飛べるかな？
そろそろ決心しなきゃ
3.今夜ここを発つか
それともこのまま生きて死んでいくか

3: 今すぐに決断しなきゃいけない。しかも、チャンスは一度しかない。

思い出すわ　あなたの車に乗って走ったこと
スピードが速すぎて　ちょっと酔っちゃった
4.街の光を背にして
あたしの肩を抱くあなたの腕に抱かれて
自分の居場所はここだって気持ちがしたの
別の誰かになれたような気がしたの
別の誰かにね

4: 日本でいうところの尾崎豊的な80〜90年代感を感じまくる。「きしむベッドの上で優しさを持ち寄り、きつく身体抱きしめあえば」的な、貧乏と若さと愛が絶妙なバランスでミックスされている感覚。

5.ねえ　うちのオヤジってちょっとワケありで
酒に浸ってどうしようもなかったの
「年寄りだから働けない」って言うから
あたしは「全然若く見えるけど」って言ったわ
ママは出ていってオヤジを見捨てた
もうちょっと贅沢がしたかったのね
あたしは言ったわ　「誰かがアイツの面倒を見ないと」って
だからあたしが学校を辞めたってわけ

5: あまりにもリアルな描写なのでTracy Chapmanが経験した実話かも知れない。ダメオヤジの典型パターン。将来こうならないように我々は頑張りましょう。

あなたの速い車
楽しむためのクルーズへ
6.まだ仕事が見つからなくても
あたしがレジ係としてスーパーで働くわ
きっといい仕事が見つかるはずだし
あたしも応援する
この殻の外へ出て行くの
もっと大きな家を買って
郊外に住むのがいいわね